我流かもしれないMTB整備と林道ツーリング

林道ツーリングとMTB・ロードバイク整備の個性的な日記です

シマノディスクブレーキレバーを分解した

2015-07-31
Top Page29インチMTB コンポーネント
3カ月前に29インチMTBのディスクブレーキ ( DEORE BL-M596 + DEORE BR-M596 ) のブリーディングを行った。
ブリーディングは問題なく済んだが、以前と同じようにブリーディング直後に
左右ブレーキレバーのリザーバータンクのカバーの継目からオイルが微妙に漏れるため、(一過性の漏れ)
カバーを外してチェックしたところ、右ブレーキレバー側の星型トルクスT10のネジ1個がバカになっていることが判明。
直ちに星型トルクスT10ネジを発注した。

( ※左右ブレーキレバーの星型トルクスT10ネジ4個のネジのうち1個のネジ山が擦り切れていた。
他人のせいにするのは良くないが、自分で力強く締め付けた覚えはない。デフォルトでネジにダメージがあったのかもしれない。 )

その後、ネジが1個バカになっている状態でもブレーキレバーは問題なく機能するので放置していたが、
最近、再整備する気分になり重い腰を上げることにした。
P7251055.jpg
P7251057.jpg
ブリーディング直後、赤矢印部分からオイルが滲んでくる。
オイルの滲みは一過性で、しばらくすると完全に止まる。



これからブレーキレバーを分解して新しいネジに入れ換えていく。 まず右ブレーキレバーから。

ブリードスクリュー(赤矢印)を取り外す。
緑矢印が今回問題となった星型トルクスT10ネジ。 左右ブレーキレバーで合計4個ある。
ここではリザーバータンクのカバーを留めている。
P7251058.jpg

カバーを留めているネジを外す。
P7251059.jpg



カバーを取り外す。 アルミプレートを留めているネジ(赤矢印)(星型トルクスT10)を取り外す。
P7251060.jpg

アルミプレートを留めているネジを取り外した。
P7251061.jpg

アルミプレートを取り外す。
P7251062.jpg
リザーバータンクを覆うゴムカバー(赤矢印)を取り外すとリザーバータンクが現れる。
P7251063.jpg

反対側から見ると、こんな感じ。
P7251064_20150728081414765.jpg
赤矢印の穴からオイルが逆流してリザーバータンクに貯まっていくものと思われる。
大昔のリザーバータンクに直接オイルを注ぐタイプとは構造が違うようだ。
なお3ヶ月前にオイル交換したのでオイルの色はピンク色のままであった。
一般的にオイルが古くなると色は透明になる。

この後、左ブレーキレバーも同様に分解した。



ブレーキレバーを構成しているスモールパーツは以下の通り。
P7251065.jpg
手で触って判明したがリザーバータンクのカバーはプラスチック製。(緑矢印)
やはりDEOREグレードのブレーキレバー。 しっかりコストダウンしている。
分解しなかったら、アルミ製だと永遠に思い込んでいただろう。
ゴムカバーは極めて薄くペラペラで柔らかい。
アルミプレートの裏にはプラスチックプレート(紫矢印)がへばり付いていた。
赤矢印は今回のポイントになる星型トルクスT10のネジ。

最初に述べた通り星型トルクスT10ネジの一つ(赤矢印)が擦り切れてバカになっている。
P7291090.jpg
マクロ写真で撮ったが、ネジ山が擦り切れてる部分をうまく表現することはできなかった。

ダメなネジは1個だが、すべて交換するのでスモールパーツ(Y8VC98050)で4個購入した。
P7221054.jpg
税込み449円であった。



新しいネジを取り付ける。

リザーバータンクにゴムカバーを被せる。
P7251066.jpg

ゴムカバーの上にプラスチックプレートを被せる。
P7251069.jpg

アルミプレートを嵌め込む。
P7251070.jpg

アルミプレートの右側をネジ止めする。
右側をネジ止めするとプレート左側(緑矢印)が微妙に持ち上がってくる。
P7251071.jpg
スモールパーツで購入した、このネジの推奨締付けトルクは不詳。
アルミプレートの左側はプラスチック製のカバーに重ねて留めるので、
力強く締めるとカバーが割れてしまう可能性大。
したがって、このネジの推奨締付トルクはかなり小さいと思われる。
よって小さなトルクで締めるため、トルクスレンチの柄でなく軸部分をギュッと指で摘んで思いっ切り締付けた。

ゴムリングを嵌めこんだ。
P7251072.jpg

カバーを取付け左側(赤矢印)を先程と同様の弱いトルクで締付けた。
そうするとカバー右側(緑矢印)が微妙に持ち上がってくる。
P7251073.jpg

ブレードスクリューでオイル穴に栓する。
P7251074.jpg
ここで、なぜブレードスクリューのネジ皿が大きいか気が付いた。
このブレードスクリューはオイル穴の栓だけでなく、カバーの留めも兼ねている。



ブレーキレバー再組立完了し、ブリーディングに取り掛かる。 まず前ブレーキから。
P7251079.jpg
本来ならレバー、キャリパーとも完全に外してブリーディングを行わなければならないが、
面倒なのでレバー、キャリパーとも付けた状態で行った。
レバー、キャリパーを外すと半日仕事になってしまう。
3カ月前のブリーディング時も同じ態勢で行ったが問題なかった。

後ブレーキもレバー、キャリパーとも付けた状態で行った。
P7251081.jpg



ブリーディングは問題なく終了したが、
終了間際から左右レバーのカバーの継目からオイルが滲んできた。(翌日以降のオイル漏れはない)

今回は星形トルクスT10ネジを新調し、慎重に組み付けたが結果は同じであった。
また作業前は右レバーの星形トルクス1個バカになってリザーバータンクのゴムカバーの押さえが弱かったが、
押さえが弱いこととオイルの滲みとの因果関係はなさそうだ。

分解して改めてわかったが、構造上、リザーバータンク・ゴムカバーを押さえつける力は弱い。
ゴムカバーをしっかり押さえつけようとすると星型トルクスT10ネジが擦り切れてしまう。
したがってブリーディングによりリザーバータンクにオイルが逆流して満たされ過ぎれば、
外側にオイルが滲んでくるのではなかろうか。
だから、ブリーディング時のオイルの滲みはゴムカバーの押さえが弱いこととは関係なく、
この製品の仕様という結論に至った。

ところで新型XTR(9000系)新型DEORE XT(8000系)のブレーキレバーは
クランプとリザーバータンクが一体成型されている。
そして一世代前の980系XTRも一体成型であったが、一世代前のDEORE XT(780系)より下位グレードは、
今回のタイプと同様に一体成型されてないので、一体成型はコストがかかると思われる。
よって次に新発売される新型SLX以下のブレーキレバーが一体成型タイプになるかどうか興味深々だ。

一体成型タイプの図面を見る限り、ブリーディング時にオイルが漏れる隙間はなさそうなので、
オイル漏れゼロのブリーディングを目指す僕にとって、一体成型タイプのブレーキレバーへの物欲が湧いてきた。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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ゴム栓もストックと便利ですよ

こんにちは、
漏れてしまうのが、この製品の仕様という結論がれーさんの中で出てるのならば OKだと思います。
僕もエア抜きは何度もしましたが
旧式なので(775のXTです)なんともいえません
ただ
メカニズムな事ですがタンクにキャップをつける工程は同じで、ゴムキャップ・樹脂蓋をビス止め工程は
ご存知の通り同じです
この時ビス止め時、結構慎重にやらないと
しっかり蓋がしまりません

2点で絞めているというのがミソで
2点で絞めるときのトルクですが
僕は、始め
「ギュッと締めなきゃ」
とかなりきつく締めましたが
今度は2点を均等に締めることができず
ネジ山をバカにしてしまい
しかもなかなか外れなく ネジザウルスを購入し
なんとかビスを外しました。

僕も同じようにシマノのスモールパーツで
ビスとゴムキャップ・プラスチック蓋
を3Set購入しました

ここで発見したのですが
スモールパーツでもらうゴム蓋は
デフォルトより結構しかっかりしていて
交換してよかったなと思いました。
なので今度スモールパーツ発注時
ゴム蓋の購入をお勧めします。
あと タンクのゴム栓アルミ栓の締め付けのトルクは
強い弱いではなく 均等に締めるのが正解ではないでしょうか?「あくまでも個人的推測ですよ」
均等な力で締めないとご存知のとおり
蓋の真ん中が浮いてきますからね
浮かない程度の締め付けでOKかと思います。

XTRやXTは強度も含め一体構造なんでしょうね

かなりの画像情報を拝見したので
僕の経験を語りたいのですが
長文になってしまいますのでここらへんで

なんか生意気な文になってしまいました
すみません。
ps
前回もコメントしましたが
夏場のエア抜き(特に特にミネラルオイル)は、
お勧めしません 乾燥した冬場をお勧めします。
もしくは、ガンガンにエアコンを効かせた
部屋で行うのをお勧めしますよ。

では 楽しいサイクルライフを~


ねおさんへ

貴重なアドバイスありがとうございます。
ねおさん、御指摘の通り均等に締めるのが正確だと思います。
このアドバイスで思い出したんですが、車のホイールを締める時、
ボルトが5本であれば、それぞれを1つづつ徐々に締めていくのが
正しい方法でした。
オイルキャップのボルトも正に同じ理屈じゃないかと気がつきました。

ただ僕のオイルキャップは御覧の通り2本同時、交互に締めれないので、
そういう観点から言えば、
旧式タイプのほうが丁寧な作業ができるんじゃないかと思いますが。

スモールパーツのゴム蓋、デフォルトよりもしっかりした造りでしたか(*_*)
このブレーキを、今後も使い続けるならゴム蓋を発注してもいいんですが、
今回の一件でNEWブレーキが欲しくなったこともあり、結構迷います!

すいません。以前、夏のオイル交換教えてくれましたね。
うっかりしてました。
実は林道ツーリングの予定(現在進行中)が迫ってきたこともあり、
急遽、今回の作業を行ったこともあるんです。

全然、生意気なんかじゃありませんよ。
今後も色々と教えて下さい。

NEWブレーキなら

こんばんは、
NEWブレーキなら
レーさんのように オイルにはエアはきょくりょくゼロに近い方が良い!!
という主義なら エイビットをお勧めします。
キャリパーからのオイル漏れなど嫌だな~と思うなら
ズバリ ヘイズですかね
 
僕は、一番初めヘイズを使ってましたが、
レーサーのように山を走り回らない限り
オイル交換は年に一度でも十分でした。
ブレーキの感覚は
シマノに比べて繊細なブレーキコントロールができましたよ なにより頑丈というイメージが今でもあります。

ヘイズ・エイビットは、オイルが
DAT4もしくはDAT5が使えるということ
を考えると魅力的です

かなりの沸点でも耐えてくれるので良いかと思いますよ。

エイビットは、エア抜き時
ブレーキレバー部・キャリパー部2か所に注射器を設置して

レバー部からオイルを圧入するのでエアは抜けやすいです (ただし時間がかかりますが)

もう一つの利点はキャリパーのピストン部の剛性です
DAT系のオイルを使うため ゴムシールドが
しっかりできており シマノのようにピストン部ゴムの劣化は、聞いたことがありません。

欠点と言えば  スモールパーツが無い事
あっても海外からの取り寄せなので
代理店に在庫が無いとかなり待たないと入手できません。
あとDAT系のオイルは攻撃的で
塗装部に付くとすぐ塗装が剥げてしまいます
なのでエア抜き時は気を使います。


でも たしかレーさん
ミネラルオイルを沢山持ってらっしゃったので
シマノのXTやXTRの方がいいかもしれませんね。

ではでは(^^ゞ









ねおさんへ

いつもアドバイスありがとうございます。

avidとヘイズですか!

シマノにくらべavidとヘイズにそんなメリットがあったとは
全く知りませんでしたでした。

ただ腐食力の強いDATオイルには少し僕自身抵抗があり、
結局、整備の情報が一番行き渡っているシマノ製のブレーキに辿り着きました。

でもDAT系オイルが、そんなにいいのであれば、
なぜシマノも鉱物油ではなくDATを採用しなかったでしょうね?

お久です。

先日、小匠ダムへ行ってきました。 ダム周辺は、バイパス道路?の工事が進んでいて、ダムトンネルを入ってしばらくは、人工物的なものを感じる雰囲気でした。ちょっと残念。 その先は、以前のままでしたけどね。相変わらず道が残っているのがうれしい。

seikiさんへ

こちらこそ、どうも。
seikiさんとこ定期的に覗いてますが、
大事なところちょっと見遅れましたね!

小匠ダム行ってきましたか!
夏の小匠ダムは特にすばらしかったことと思います。

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