我流かもしれないMTB整備と林道ツーリング

林道ツーリングとMTB・ロードバイク整備の個性的な日記です

護摩檀山今西林道 (奈良県十津川村)

2014-05-09
Top Page林道ツーリング、サイクリング奈良県
走行日 2014年5月2日



ツーリングマップル関西の10ページを見ると、
護摩山スカイタワーから東方向に長々伸びていくダートがある。
ダートマニアの方であれば、すでに御気付かれていることであろう。
このダート林道は全線に渡って稜線上を走っており、どう考えても眺めは最高だろう。

僕も前々から、この林道に気付いていたが延長距離が約30キロあり、
自転車で片道なら体力的に走破可能であるが、他人のサポートがない限り単純往復するしかないので躊躇していた。
が、ここ数年で数々の林道を走破し体力的にも自信がついてきたので今回単純往復で制覇することにした。

なお、このダートは、こんなすばらしい林道にもかかわらず正式な名称がついてない。
林道への案内板にならって、当ブログも護摩檀山今西林道と命名して話をすすめていく。

当日の走行ルート http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=e69a94bc0263e7c184417836a3ab438e



護摩檀山今西林道を単純往復するには、
護摩山スカイタワー or 川津今西林道の頂上をスタート地点するしかない。
今回は川津今西林道の頂上からスタートすることにした。

車で、風屋ダム貯水池から舗装路の川津今西林道を約12キロ登ってスタート地点に到着した。
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地理院地図によると、標高1123m、北緯34度1分23.52秒、東経135度44分13.28秒

御覧の通り、この先の川津今西林道は資材置場になっており通行止めである。
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護摩檀山今西林道の入口には簡易ゲートがあり、何時も開いているようだ。
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先々を眺めると、予想通り林道は稜線沿いを走っておりワクワクしてきた。
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午前9時4分、林道ツーリング開始。

0.86キロ 林道沿いの至る所にミツバツツジが咲いている。
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低地で見かけるものとは違い、高地のミツバツツジは実に鮮やかな濃い色をしている。



1.85キロ
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通ってきた道
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木材運搬のトラックが頻繁に出入りして路面は均され走りやすい。

南方向の眺め。 快晴で見渡しは最高!
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2.42キロ
振り返ると、川津今西林道の大崩落地点が見える。(緑矢印) 青矢印は出発地点。
ここまでやられるとユンボのみの復旧では到底不可能。 当分通行止め、いや永遠に通行止めかもしれない。
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拡大写真はここをクリック
3-4年前に走った川原桶川林道も大崩落により依然通行止め。
最近、大崩落のダメージを受けた全国各地の林道も同様に放置されている。
国家財政が苦しいので仕方ないが、林道ファンにとってはツライ状況だ。



3.20キロ 三浦峠の東屋に到着。 
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東屋前にはハイカー向けの案内板があった。
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熊野参詣道小辺路の地図地理的概要歴史的概要が書かれており街道好きの人なら興味深い内容だろう。

東屋から数十メートル進むと、林道は広くなっており北方向が見渡せた。
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真下に見えるのは、県道733号沿いの三浦という集落。
3年前に奥千丈谷林道を走った際に通った。



3.58キロ 高山の新緑はきれいだ。
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黄緑色の新緑に強烈な日差しが透過する色合いがなんともいえない。



4.09キロ
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今度は西方向が開けてきた。
先々の林道まで見渡せる。 一番向こうに見える尖り帽子の山は鉾尖岳(1319m)だろう。



6.38キロ 大きな山桜の木。
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今年僕がお目にかかった桜のなかで一番であった。



7.75キロ 通ってきた道。 この付近は伐採中である。
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東方向を眺める。
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通ってきた林道と、先程の山桜がポツンと見える。



7.89キロ 伐採された丸太が積み上げられている。
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頻繁に出入りしているトラックは、この付近より出発している。



8.33キロ ユンボにて道路補修中。
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この先、トラックは走ってないがユンボにて路面は均されている。
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9.03キロ この林道の坂道の至る所に、土砂崩れ防止のゴム板が埋め込まれている。
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大概、難なくクリアーできるが、稀にタイミングが合わないと転倒しそうになる。



10.41キロ 緑矢印方向に行くと盲腸線の林道。
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地理院地図では複雑な分岐点になっているが、実際には、この分岐点しか確認することはできなかった。
( 僕の見落としであればゴメン )

この先、4輪の走った痕跡はないようだ。



11.14キロ 数少ない水場に到着した。 
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当日この林道にて、他にもう一箇所、水場があったかどうか??? はっきり憶えてない。
稜線上を走る護摩檀山今西林道に水場は皆無と考えていいのではなかろうか。

3日前に大雨があったにもかかわらず、チョロチョロ流れるのみであった。
頂上との標高差がないので、直ぐに枯れるだろう。

僕はハイドレーションバックを持ってないのでペットボトルに合計1.5リットルの水を持っていった。
( 大量の水の持参が無難だが、リュックが重くなること、気温を考慮しこの程度にとどめた。 )
ここで、もちろん補給したが夏場なら最低でも3リットル以上の水を持っていかなければならないだろう。
自転車で護摩檀山今西林道を走破するには水がポイントになりそうだ。

通ってきた道
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土砂崩れにて道幅が狭くなっており4輪の走行は不可。



11.88キロ 
ヘドロ様の物体が道の真ん中に出没。 大きなカエルだ。
ちょっと調べてみるとコイツは、 『 ヒキガエル 』
日本全国何処にでもいるカエルのようだが僕は初めて見た。
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ウシガエル大の大きさで、一眼の単焦点レンズで近づいてもピントが合うほど大きい。
人が近づいても全く逃げない。 この辺のカエルは人間を知らないのだろうか ・・・・・・・
すぐ傍には 『 ゲロ、ゲロ 』 と鳴きながら、黒色のメスのカエルをオス2匹が重なって奪い合っていた。
その他 産卵中のカエルもいた。



12.99キロ 崖又山 (1205m) の北側にさしかかる。
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「 崖 」 の字の如く、崖崩れが激しい。 降車して歩いていく。

通ってきた道。
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13.35キロ ぐるっと廻って崖又山・北側の崖崩れ地帯も終盤。 この付近も落石が多く道幅が狭い。
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14.03キロ ここも大崩落地帯。
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通ってきた道
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今後、この場所にダメ押しの崩落があれば、永久通行止めになるんじゃないか。

ここから見下ろすと谷底まで200-300メートルはありそう。
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西側には、この先の林道と鉾尖岳がはっきりと見えてきたが、走っても走っても、果てしなくつづく林道に気が滅入ってきた。
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実は、昨晩より風邪にて喉が痛く体調がイマイチ。
体に元気があれば、この景色に感動するんだが ・・・・・・・・・・・・・・・
ある意味、稜線上に水場はなく顔を洗って冷やすこともできないので砂漠のようだ。



15.56キロ 
今度は林道に大木が覆い塞いでいる。
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この地点で、ちょうど奈良・和歌山県境で護摩山タワーまで半分の距離。
体調不良もあり走破は諦め、引き返そうかと考えたが、
とりあえずバイクを担ぎ、タイヤ・ペダルを小枝にバキバキぶつけ突破した。
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崩落部分の距離は10メートルぐらいだが、現時点、バイクはきついんじゃないかな。

直前までは、引き返そうかと弱気になっていたが、
今シーズン、この地点を通過したのは僕だけかもしれないという偏屈な優越感が芽生え、
もう少しツーリングをつづけることにした。



15.86キロ 猪笹林道との合流点に到着。 左に切り返せば猪笹林道に入り国道425号に抜ける。
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逆から見ると、こんな感じ。
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16.25キロ 
猪笹林道との合流点より、激坂ではないが急勾配が鉾尖岳までつづく。
ただ路面はユンボで均されているので、頑張れば降車せず登れる。
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南方向の眺め。
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17.71キロ ずっと前から尖り帽子状に見えていた鉾尖岳の手前に到着。
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間近でみると単なる小山であった。

後を振り返ると鉾尖岳から北東方向に伸びる作業道への分岐点があった。
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地理院地図で見ると、この作業道は盲腸線であるが稜線の真ん中を走っており、おもしろそうだ。
バイクなら脚は無限大なので探索するが、自転車の脚は限りあるので、そんな余裕はない。



18.51キロ 
鉾尖岳を通り過ぎて、盲腸線の林道の分岐点に到着した。 
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通ってきた道。
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この分岐点は広場のようになっている。
ここから最終目的地・護摩山タワーまで10キロ強。
現在の時刻は午後0時46分。
午後2時までに護摩山タワーに着けば、完全往復可能だが写真撮影も兼ねているので絶対無理。
それ以上に風邪にて体調不良のため、体力がない。
無理したら日没までにスタート地点に戻れない可能性大。
思いっ切り未練はあるが、この地点にて完全走破は断念しスタート地点に戻ることにした。



午後4時1分、スタート地点の川津今西林道の頂上に無事戻ってくることができた。
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当日のGPSログ
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往きの標高データー
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往きの速度データー
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帰りの速度データー
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◎まとめ
2014年5月2日
走行距離 37.02km
走行時間 3時間39分13秒
平均速度 10.1km/h
最高速度 32.8km/h

護摩檀山今西林道は全線に渡って稜線上を走って一見フラットのように見えるが、
想像以上に小刻みなアップダウンがあり、確実にスタミナを奪われる。
また水場は、ほとんど無く、砂漠化しているので自転車にとっては過酷なコンディションだ。
その代わり、景色は最高で今まで走った林道のなかで三本の指に入るだろう。
関西の林道の中では、瀞川氷ノ山林道を押しのけてNo.1になるんじゃないかな。 ( あくまで個人独断の感想 )
現在、崖又山から奈良・和歌山県境まで廃道化が進行しつつある。
ダメ押しの大崩落があれば永久通行止めになりそうな箇所もあるので、
通しで通行できるのも、後わずかの期間かもしれない。

なお、今回は護摩檀山今西林道を完全走破することができなかった。
もちろんこのままでは気持ちがスッキリしないので
夏休みまでの宿題にとっておこうと思う。

猪笹林道 (和歌山県田辺市)護摩檀山今西林道 (その2) につづく

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非公開コメント

No title

私も今年こそ、護摩壇山からの林道を走ってみたいと計画しておりました。こんな状況になっていたのですね。
大変参考になりました。

bromoさんへ

当日、川津今西側からバイク2台(250ccぐらい)が入りましたが、
15.56キロ地点にて、結局、引き返していきました。
ただ、倒木箇所は致命的なダメージで無いので、
ユンボが入ればなんとかなりそうな気もします。

過去の護摩檀山今西林道のブログなどを見ても、
通行不能であったところが、しばらくすると復旧するなど、
結構、状況が変化しますので、
可能な限り、最新の情報を得て走行計画をたてられたらいいと思います。

林道リポート

参考にしてバイクでチャレンジします。

うしおさんへ

とにかく気をつけて行ってきてください。
時期的には、せいぜい12月上旬ごろまでですから。
ここにも書いてある通り、
前半部には危険な箇所が一箇所あるので注意してください。
無理そうならあっさり諦めて下さいね。
落ちたら単なるケガでは済みませんから。

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