我流かもしれないMTB整備と林道ツーリング

林道ツーリングとMTB・ロードバイク整備の個性的な日記です

SHIMANOロードシューズ SH-R260W と究極のカスタムフィット

2014-04-12
Top Pageロードバイクシューズ・ペダル
TIME Xpresso 4 2014モデルを購入した からのつづき。

SIDI ジェニウス5フィットカーボン は、クリート位置をさらに後方に下げることができないので、
別のロードシューズを再検討することにした。
量販店で様々なメーカーのシューズを観察したが、クリート位置を超後方位置まで下げれるのは、
海外メーカーにはなく、シマノの   『  ワイドクリートアジャスト  』   機能をもったシューズしかないようだ。
ワイドクリートアジャストがあれば前後22ミリの調整幅があり、超後方位置まで下げれそうだ。

よって当初は見た目と価格で SH-R170 を買おうしたが、
指の付け根部分と踵部分のフィット感で却下した。
しかし、回りに回って戻ってしまい、多少のフィット感には目を瞑って、
ワイドクリートアジャスト目的にて SH-R170 を買うことにした。
Scaden10002 - コピー
ところが量販店に41のサイズを問合せるが在庫がない。
別の通販でも問い合わせたが結果は同じ。
時は2月下旬。 10日前には41の在庫はあったのに少しの間に状況は一変。
全国的に SH-R170 41サイズの在庫がないようだ。
そして再入荷は3月下旬になるとのこと。

ロード専用ペダル TIME Xpresso 4 は既にロードバイクに装着済み。
一度、火のついた物欲は抑えることはできない。
SH-R170 は諦め、上位グレードの SH-R260 にターゲットを変え同じ量販店に問合せたが41の在庫はなし。
『  黒でも白でもどちらでもええわ  』   とヤケクソになり別の通販に問合せるとホワイトの41が見つかり即買した。



ほんと真っ白な SH-R260W
どちらかといえば、黒色希望であったが視認性がいいということで良としよう。
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シューズアッパーにはメッシュ部分が多く通気性は極めてよさそう。



シューズ外側は、まあまあ垢抜けたデザインだが、内側は極めて地味で体育シューズの雰囲気だ。
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ソール面は   「 R260 」   と大胆にプリントされ気に入った。
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底の先端部にも通気孔がある。
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御覧の通り、3箇所のクリートナットはワイドクリートアジャスト機能によって上下に動かせる。
シマノロードシューズ現行モデルの中でワイドクリートアジャスト機能は SH-R078 以上にあるが、
実際に現物を見てみると、 SH-R170 ・ R260 ・ R320 にくらべ SH-R078 ・ R088 ・ R107 は
調整幅が小さいので注意が必要だ。



カスタムフィット・インソール
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裏面
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デフォルトでは低い方のアーチパッドが入っている。
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アーチパッドの再挿入は一苦労するので、不必要にアーチパッドの抜き挿ししない方がいい。

高い方のアーチパッドと指付け根部分のパッドが付属している。
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僕は偏平足なので、デフォルトの低いアーチパッドでいくことにした。



シューズの重さを計測してみると ・・・・・・・・・・
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左シューズ283グラム、右シューズ281グラムなので両足で564グラム。
カタログ値はサイズ40で496グラム。 『 あれ?? 』 と思い、
両足のソールを計測すると73グラム。
ソール抜きで両足のシューズを計測すると492グラム。
やたらシマノのシューズは軽いと思ってたが、カタログ値はソール抜きの重さだったんだ !!!




◎ カスタムフィット編

このままでも使えるが、やはりカスタムフィット仕様のシューズ ・・・・・・・・・・・・・
手間はかかるが本気でカスタムフィット加工することにした。

まずカスタムフィット・インソールを加工する。
シマノのサービスマニュアルには専用オーブンで温度100℃で1分の加熱と書いてあるが、
家にあるオーブンレンジの設定できる最低温度は110℃ 。
ここは我流で110℃ 、1分30秒で加熱した。
またマニュアルにはサイクリングソックス装着となっているが、
より成形効果を高めるために通勤用の超薄手ソックスを使用した。
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マニュアル通り、左右のインソールを同時に加熱し、
終了後、すばやくインソールをシューズに戻し足を入れてバックルを締め、
両方のインソールに体重がかかるように5分間起立状態を保ち、
インソール成形の作業が終了した。





次は難関のシューズ熱成型にとりかかる。
バキュームポンプ代わりに、家にある掃除機 Panasonic MC-SS320GX を用意した。
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掃除機に付属してる すき間用ノズル。
緑矢印は、過剰なバキューム状態を防止するための調整穴。
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バキュームホースの太さを決めるために、前もってノズル先端の幅を計測しておいた。



コーナンプロに、バキュームホースの代用品を選びに行った。
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候補に上がったのは、 K透明ホース と かつてディスクブレーキのブリーディングで使った 耐寒チューブ。
K透明ホースは値段は安いがチューブ自体が薄いため陰圧で虚脱する恐れがある。
よって肉厚で信頼性のある耐寒チューブを選んだ。
太さは迷ったので T-6 と T-9 の2種類を選び、50センチづつ買った。



家に帰って検討した結果、過去の経験から太めの T-9 を使うことにした。
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御覧の通り T-9 チューブは肉厚で太い。



幅広の透明荷造りテープを使ってチューブをノズルに固定した。
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テープを2-3重に貼れば容易に気密性は保たれる。



今回の小道具選びに際して一番悩んだのはシューズ全体を覆うビニール袋。
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数ある商品から見つけてきたのは、アゼアス AZ CLEAN 1801 シューズカバー
モノタロウにて送料込み約1000円でゲットした。

シューズカバーは単なるビニール製であるが、通常のビニール袋より分厚く、
バキューム状態の陰圧に十分耐えることができる。
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シューズの熱成型は片足づつ行う。
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マニュアルでは加熱時間100℃ で2分30秒~3分であるが、
こちらも我流で110℃ ・ 3分30秒、加熱した。



加熱直後、即、下の写真の通り耐寒チューブをセッティング。
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2番目のストラップに仮止めした。
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用意したシューズカバーで全体を覆い、すかさず掃除機のスイッチをONにする。
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マニュアルにはくるぶしの周りにベルクロシーリングストラップを巻くよう指示しているが、
僕は、片手で足首直上のシューズカバーを押さえバキューム状態を維持するようにした。
そして、すき間用ノズルの両サイドにある調整穴を、適宜、指で塞ぎシューズカバー内の陰圧が大きくなるようにした。



ところが陰圧が大き過ぎると掃除機本体のフィルターチェックランプが点灯して安全装置が働き、
自動的に掃除機の吸引力が落ちてしまう。
最悪、さらに陰圧が大きいと掃除機が止まってしまう。
掃除機が完全に止まってしまうと、一旦、コンセントを抜いて再びスイッチONにしなければならない。
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よって安全装置がギリギリ働かない状態をキープするように、ノズルの調整穴を塞ぐ指先で微妙に調整した。
この原始的な方法でも、店と同等以上のバキューム状態を作ることができたと思う。

後はマニュアル通り、バキューム状態を約2分間キープしシューズ成型を終えた。





カスタムフィット後のインソール
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右足側は指の跡がついた。



甲部分もしっかりと跡形がついたが、この写真では伝わりにくいだろう。
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両足の踵の内側は凹んだ。 特に右足は、この写真でもはっきりとわかるほど凹んだ。
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一番最初にMTBシューズを店でカスタムフィット作業をしてもらった時は、
踵部分の成型が甘かったが、今回はしっかりと跡型がついた。
踵部分は変形しにくいんだろう。



カスタムフィット作業が終了しクリート ( アイクリック カフェクリート ) を取り付ける。
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緑矢印部分に埋まっていた、赤色の蓋を取り除いた。
3箇所のナット部分は強力な力でないと動かないので、
クリートを3個のネジで仮止めしてから、クリート全体を手で鷲掴みして調整する。



クリートを一番前方側に位置させてみた。
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一番後方側に位置させてみた。
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これを見ても分かる通り、ワイドクリートアジャスト機能の効果は大きい。


クリートが最後方位置にあるSPDシューズと並べたが SH-R260W は、さらに後方に位置させることができる。
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クリートを取り付けた。
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最初は、ペダルボディ中心とクランク面との距離を51.7ミリでいくことにした。





◎ まとめ

カスタムフィットインソール成型は技術的に簡単で苦労することはないだろう。

シューズの熱成型は家庭用掃除機でバキューム状態を作った。
最近の掃除機はフィルターチェック機能によって陰圧が強過ぎると、
ブレーカー機能が作動するため、逆にこの機能がネックになる。
予め掃除機のゴミやフィルター類をキッチリと清掃した方が、フィルターチェック機能が作動しにくいようだ。
ブレーカー機能のない掃除機なら、大きな陰圧をかけることができるが
やり過ぎるとモーターが焼けてしまうかもしれないな。(笑)

熱成型は、   【 鉄は熱いうちに打て 】   という  “ことわざ”  通り、
オーブンレンジで加熱したあと、直ちに成型作業に取り掛からなければならない。
一連の作業は慣れないので、
事前に、加熱直後の予行演習を数回行った方が本番はスムーズにいくだろう。
加熱直後は、1秒たりとも早く成型しなければ、ソール ・ シューズの温度はどんどん下がってしまう。

また、マニュアルにはシューズ成型中は起立状態でバキューム状態を維持するよう書いてあるが、
今回は我流で下の写真のとおり足を組んだ状態でやってみたが悪くはなさそう。

イメージ図
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同時にMTBシューズ・シマノSH-M315E の熱成型も行った。
このシューズの熱成型はメーカー保証いっぱいの通算3回目である。
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右シューズは、シューズ爪先とアッパー部分の一部が剥がれてしまった。
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SH-R260W と同様にマニュアル外の加熱温度・加熱時間したため接着してるボンドが弱くなったこと、
陰圧が強すぎて、シューズ爪先とアッパー部分の接着部分に張力がかかり過ぎたこと、
通算3回目の成型作業でシューズがへたっていたことなどが原因として考えられた。
またマニュアルにはある小道具 ・ 爪先保護キャップなしで成型作業を行ったことも影響したと思われる。

このシューズは使用上特に問題なかったが、ボンド補修しておいた。

今回は、我流的発想を加えてカスタムフィットを行った。
シューズにダメージを与えてしまうリスクは多少あるが、
マニュアルより高めの温度および時間、加熱直後の迅速な作業および強力な陰圧をかけることによって、
成型効果は高まるだろう。
また加熱する度にシューズに少なからずダメージを与えてしまうので、
一応、3回までOKだが、できれば一発で決めたい。
御興味のある方は、是非、究極のカスタムフィットを目指していただきたい。

※今回の作業は、メーカーとは関係なく個人的な発想によるものであり、
安全にカスタムフィットを行いたい人は店で受けてください。
ヤケドやシューズの破損があったとしても一切責任は負いかねます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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