我流かもしれないMTB整備と林道ツーリング

林道ツーリングとMTB・ロードバイク整備の個性的な日記です

SRAM PRESSFIT GXP and シマノプレスフィットSM-BB72-41B (ULTEGRA6800を導入)

2013-12-28
Top Pageロードバイクコンポーネント
我がロードバイク、DEFY ADVANCED SE 2011 に待望の11段変速 ULTEGRA6800 を導入する。
コンポーネントの総入換えにあたって一番難関なのはプレスフィットBBの交換だろう。
それさえクリアすれば、あとはスムーズに進むのではないかと思われる。
今回はプレスフィットBBの交換について詳細にレポートしたいと思う。




デフォルトのクランクはSRAM APEX 10S
なおアウターギアは半年前に純正ギアからシマノ FC-CX70 チェーンリング 46T に交換した。
PC112794.jpg

左クランクのネジを緩めてクランクを脱着する。
PC112792.jpg

外側が10ミリのHEXボルト、奥側が8ミリのHEXボルトの二重ネジタイプ。
このタイプは RACE FACE の右クランクでも見たことがある。
外国製クランクは、このタイプが多いのかな。
10ミリ、8ミリともに正ネジで時計反対回りで緩める。
PC112793_20131224203830f2b.jpg
先に10ミリを緩め、次に8ミリ緩めてもかまわないが、そうすると最終的に8ミリと10ミリを再度装着しなければならないので、
最初から8ミリを緩めれば10ミリを触らなくてすむ。

御覧のように、クランクの長さより少し長めの8ミリのHEXレンチにてネジを緩めようとするが簡単に緩まない。
PC112795.jpg
スプロケット外しで使った荒技を思い出しプラスチックハンマーでHEXレンチを叩くが全く緩まない。
一呼吸おくと、良いアイデアがひらめいた。
クランクとHEXレンチの隙間(赤丸印)にプラスチックハンマーの柄を斜めに差込み、グッと捻ると一発で緩んだ。
てこの力は凄まじい。




シマノ信者の僕としては、今後SRAMのコンポーネントにお目にかかるかどうか ??? ・・・・・・・・・・・・

       ・・・・・・・・・・・・ かなり微妙 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ということで、ここはしっかりと記録に残すことにした。

クランクを外すとベアリングシールドが現れる。こちらは左側。
PC112800.jpg

こちらは右側。
PC112799.jpg

ベアリングシールドを拡大する。こちらはクランク側の面。
左側が左クランク用。 右側が右クランク用。
PC112804.jpg

こちらはフレーム側の面。
PC112803.jpg
緑矢印は凸になっているリップ。




ベアリングシールドを外すとPRESSFIT本体が現れる。

ところで左側のベアリングの内径は22ミリ。
PC112801.jpg

右側はシマノと同じ24ミリ。
PC112797.jpg

取り外した右クランク
PC162874.jpg

事前にネットでスラムのクランクの左側のベアリングは22ミリ、右側は24ミリという情報は掴んでいたが、
そうなるとクランクシャフトがテーパー状になってないといけないはずだ。
ただ、そんなテーパー状のシャフトが存在するのか半信半疑であった。
PC162881.jpg
赤矢印部分に左側のベアリングが乗り、緑矢印部分に右側のベアリングが乗る。

それぞれ拡大する。
PC162876.jpg
PC162877.jpg
22ミリのベアリングが乗る部分は、単に一段細くなっているだけだ。
全然テーパーじゃないじゃん!!
これで僕なりにスラムクランクの謎が解け疑問が解消した。 (o^。^o)
スラムはシマノと違って、部品も多く何かと複雑だ。




次に PRESSFIT GXP を取り外す。
取り外すために用意した道具は、約15センチの長さに切断した直径18ミリの塩ビパイプと
19ミリのソケットを付けたソケットレンチ。
PC132838.jpg
PC132836.jpg

まず、左側のカップを取り外すので右側のカップにパイプを突っ込んでプラスチックハンマーで叩く。
一箇所を集中的に叩くのではなく、円周上にまんべんなく小刻みに叩いていく。
PC132810.jpg

本来なら左カップ全体が外れるはずなんだが、御覧の通り、左ベアリング部分のみ露出してきた。
PC132811_20131224203945bf2.jpg
実はこの時、この誤りに気がつかず、このまま左ベアリングを外した。

左カップから左ベアリングを外したところ。
PC132815.jpg
カメラのピントを奥に合わせる。
PC132813.jpg
次は赤丸印部分の位置に19ミリソケットレンチを差し込む。

ソケットレンチをプラスチックハンマーで叩いて右カップを外した。
PC132820.jpg

右カップを外した後、そこから覗くと左カップの先端が見える。
PC132824.jpg
ここで初めて自分の作業の間違いに気が付いた。
本来なら、左ベアリング自体を叩くのではなく、この左カップ先端を最初に叩かなければならない。
一番最初の状態では右カップも入った状態であったので、この左カップ先端が見えにくく見落としてしまい、
容易に見える奥側の左ベアリング部分を叩いてしまった。
作業の手順が狂ってしまったが、そんな大きな問題はないだろう。

この左カップ先端を円周上にまんべんなく塩ビパイプで叩いて左カップを取り外し、 PRESSFIT GXP の取り外し作業が終了した。




取り外したフレームはこんな感じ。 左側
PC132832.jpg

右側
PC132827.jpg
御覧の通り、このフレームはボトムケットシェルに開口部がないタイプだな。




取り外した PRESSFIT GXP
PC142840.jpg
本来なら左ベアリングは左カップに付いてないといけないが、間違った外し方をしたので見ての通り。

左ベアリングの表裏を拡大する。
PC142841.jpg
PC142842.jpg

左ベアリングを左カップにギュッと力を入れて押さえつけると復元することができた。
PC142843.jpg
左側が左カップ。 右側が右カップ。

左カップの裏面。
SRAMのマニュアルによると緑矢印部分を5ミリのドリフトピンで叩いてカップを脱着しなければならないが、
僕は赤矢印のベアリング部分を叩いてしまったためベアリング部のみが先に脱着してしまった。
PC142847.jpg

右カップの裏面。
PC142848.jpg
こちらもマニュアルによると緑矢印部分に24ミリのディープソケットを当てハンマーで叩いて脱着しなければならないが、
僕は赤矢印部分に19ミリのソケットを差し込んで右カップを外してしまった。
運よく、19ミリのソケットが赤矢印のプラスチック部分にギリギリ引っかかたため、
左カップのようにベアリング部分のみではなく、ちゃんと右カップ全体を外すことができた。

マニュアルの方法から少し逸れてしまったが、なんとか PRESSFIT GXP を外すことができた。
マニュアルには  『   ・・・・・・・・永久にコンポーネントを損傷する可能性がある  』
とイマイチわかりにくい注意書きがある。
おそらく、これはコンポーネントを損傷すると PRESSFIT GXP を取り外せなくなるという意味だと、
僕なりに解釈したが、もう少しSRAM日本語マニュアルはなんとかならないものかな!
以前、SRAMダブルタップでも苦労した記憶がある。
現状では単に翻訳ソフトを使って訳したみたいで非常にわかりにくい。




左側に左カップ、右側に右カップを並べた。
左カップの左側から直径を測定した。(赤矢印)
順番に40.9ミリ、30.4ミリ、36.15ミリ、40.9ミリであった。
左カップ、右カップの内径(緑矢印)は28.4ミリ、33.5ミリであった。
PC142844_20131216231635d14.jpg

ボトムブラケット幅、86.5ミリ(緑矢印)を想定して、ロードバイクに取り付けた状態をイメージしてみた。
PC142845.jpg

重さは82グラムであった。
PC142849.jpg




次はシマノプレスフィットSM-BB72-41B を取り付ける。
部品は左右のアダプターと、左右のアダプターをつなぐインナーカバーで構成されている。
PC142851.jpg
SRAMと違いシマノのアダプターは左右別はなく全く同じ部品のようだ。

アダプターを表裏面をそれぞれ拡大する。
PC142852.jpg
PC142853.jpg

プレスフィット全体の重さは63グラムであった。 インナーカバーは6グラムであった。
PC142854.jpgPC142855.jpg
なお取り付けるフレームのボトムケットシェルに開口部がないので、
今回はインナーカバーなしでアダプターのみ取り付ける。




通常プレスフィットBBは専用工具を使って挿入するが、
個人的に、そんな作業をするのは10年に一回あるかどうか ・・・・・・・・・・・
ということで自作工具で挿入することにした。

揃えた工具は御覧の通り。
PC142860.jpg
今回新たに買ったのは、

M8の長ネジ78円
52×52ミリの角座金 1個33円
アダプターの直径は44ミリなので、M8×50ミリのステンレスワッシャーを買おうとしたが、
角座金の方がはるかに安く、十分に平面もでているのでコレにした。

M8ボルトとM8×30ミリのステンレスワッシャーは家で用意した。




プレスフィットの挿入方法は、御覧の通り組み立てて、間に左右のアダプターを挟むだけである。
PC142861.jpg

準備完了。
PC142863.jpg
PC142862.jpg
最初から、左右のアダプターがフレーム面に対してキッチリと平行であることが望ましいが、
専用工具でないので難しい。目分量で大まかに平行になるようにした。
左右のボルトを締めてアダプターを挿入するが、片方のボルトを少しづつ、左右交互に締めたほうがいいようだ。
作業が順調に進めば、アダプターがフレームの奥に入るにしたがって、
フレーム面に対してアダプターがキッチリと平行になってくるはずだ。

ボルトを締める力は中盤まで非常に軽く、
最後の最後で重くなるがクランクを締める力に較べたら微々たるもの。

プレスフィットの挿入が完了。 左アダプター
PC142865.jpg

右アダプター
PC142864.jpg




最後にクランクを取り付け作業終了した。
PC142867.jpg
PC142866.jpg

http://dts3800.blog117.fc2.com/blog-entry-344.html へ続く

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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おつかれさまです。

明けましておめでとうございます。 本年もよろしく!!
(とりあえずコメント時期が正月なので)
BB部自分で交換するんですね 凄いです
しかもショップ並みに正確にやってらしゃるので凄いです。
スラムとシマノの互換性 すべてとはいわないけど
少しは互換性をもってもいいですよね。
アルテグラのクランクの長さやっぱりスラムと同じにしましたか?
クランクの長さを変えるとマシン自体別物に感じますよ。
11段へ変更ですか~羨ましい~
ps
赤いチェーンリングボルトが見えなくなると少し寂しいかも・・

ねおさんへ

こちらこそ、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

いやいや、やってみれば以外に簡単ですよ!
ネットで見ると他の方も何人かやってらっしゃるし、
ねおさんも機会があれば一度やってみて下さい。

完全に互換性があればいいんですがね。
左右のクランク径が違うのは以外でした。
SRAMを使ってる人も結構入るので、もう少しSRAMの整備が詳しく書いてある本があればいいのですが。

そんなにクランク長の違いで別物になりますか???
単純に身長の10分の1で172.5も一瞬考えたんですが、
MTBのZEE FC-M640で165を選んで失敗してるので、
ここは安全指向で無難な170を選びました。

こんにちは。 BB取り外す時はベアリングでなくカップを取り出せばいいのですか? 自分もやろうと思うのですがそこがわかりません。 よければ教えてください

とーる様へ

おっしゃる通り、カップごと外してください。
僕の場合は、最初に誤って左カップの左ベアリングを外し、そ
の次に右カップを外し、最後に左カップを外しました。
別にこれでも大きな問題はないと思いますが、
正しい作業手順としては最初に左カップ全体を外してください。

No title

ありがとうございます!!
あともう1ついいですか? シェル部にグリスは縫ったほうがいいのでしょうか。 duraグリでもいいでしょうか。。?

とーる様へ

>シェル部にグリスは縫ったほうがいいのでしょうか。

ちょっと質問の意味がわからないのですが、
新たにシマノあるいは別メーカのプレスフィットを挿入するのでしょうか?

もしそうだとしたら、もちろん、
おっしゃる通りシェル部にはグリスを塗ってください。
ディレイラーマニュアルにも明記されてます。
Duraグリなら最適だと思います。

No title

無事組み立てれました!ありがとうございます。
しかしFDは正常に動いてくれるけどRDは調整しないといけなくなりました。ちゃんと組めてるでしょうか・・・

とーる様へ

どういたしまして。
今回、アルテグラ6800のリアディレイラーを取り付けた時も、調整しましたよ。
今までロード、MTBに数々の新品のリアディレイラーを付けましたが、
すべて調整しました。
そのまま取り付けて、すんなり動くことはまずないと思います。
ディーラーマニュアル(http://si.shimano.com/#)を見て、
じっくり調整してください!
ホイールの振れ取り作業なんかとは違って、
リアディレイラーの調整は経験も必要ないし難しくないので、
気長に取り組めばできると思います。

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